身体の使い方一つで、ギターの弾き心地は変えることが出来ます!!【①基本の姿勢編】

唐突ですが、皆さんはギターを弾く時(特に、お家等での練習時)に、どのような体勢で構えているか気にした事ってありますか?

ライブで格好の良いポージングをしよう!

ギターを構えた時の、SNS映えのする角度はこうだ!!!

…という、見映えの話では無く、演奏時のフォームの事ですね。

結果的に関係してくる事ではありますが、今はその前段階とも言える『演奏フォーム』について見ていきましょう。

これが、とにかくとても重要なんです

ここを見直した所、今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになったなんて事も少なくないです。

身体的な負担の軽減にも繋がるので、実践してみることをお勧めします

堅苦しい話ではありませんので、お気軽にお試しくださいね。

特にギターを手に取り始めたばかりの方へ、もちろんそうでない方も必見ですよ!

【椅子などを使用して、座って弾く場合】

皆さん…お家でギターを弾く時、練習する時に

こんな体勢になっていませんか?

座りながらの練習やレコーディングが進めば進むほどに、背中から身体が前へ前へ屈んでいく…。私も、つい熱中してしまうとこうなりがちなんですが…。

背中から前傾姿勢になってしまうと、同じように肩も前へ前へと向かって行ってしまいますよね?

そうした所、肘が内に入っていくのが分かると思います。

ギターの演奏というのは、ネックに対して左右の動きが大事になってくると思うのですが、これではスムーズな腕の運びを行う上で窮屈かつストレスの多いものとなってきます。(複雑なフレーズになると特に顕著)

そして一番良くないのは、これによる『身体の芯のブレ』に繋がる事。

演奏時における身体のブレというのは、演奏フォームそのものに致命的な影響を与えます。

では、どのような事に注目をすべきか?

となる訳ですが、これを見て頂きたいのです。

基本的なギターを構えた姿勢の一例です。(少々、極端気味ではありますが)

ギターを構えて座った状態で、身体の真ん中に一本線を引くイメージ

これだけで演奏内容が変わると言っても過言ではありません

もちろん、ギターには色んな演奏方法やフレーズが有り、その上で体勢が変わることも!

しかし、これ一つを意識するだけで、身体を斜めに倒そうが前屈みになろうが身体の芯がブレる事は大幅に減ります。

そしてそこに、プラスαしまして!こうです!

こうすると、少々背中が丸まっても姿勢を保つことが出来ます。

そこに加え、あくまでも自然体で…ということも大事です。

日頃から、練習する時に癖付けていく事をお勧めします

この姿勢が頭にあるだけで、出音そのものも芯のある演奏に近づきますよ!

【立って演奏する場合】

立った状態で演奏する場合も、基本の姿勢は同じです。

身体の真ん中に線を引いて、少し腰を起こすイメージですね!

そして、とても大事なのが足の位置!!

足をどのようにして置くかで、弾きやすさも見映えの良さも変わってきます。

安定感のある立ち方として、『肩幅位に足を広げて立つ』という話を聞いた事がある方は多いと思います。

しかし、上の写真の様にそのまま真横に揃えて立つと、前へ後ろへ右へ左へ…ゆらゆらゆらゆら…してきませんか?

これって、ギターを演奏するのには適していないですよね!?

例えば、小さめのステージの上に5人立って演奏をしなくてはならない…等、中々身動きの取れない状況なら転倒して演奏どころでは無くなる可能性も…。

因みに、これは私自身に実際起こった話です。

そこで、上の写真のように利き足を少しだけ(半歩から一歩)前へ出してみましょう。

安定感がまるで違う事が分かるはずです

しっかりと安定して立つと、身体の芯もブレにくく演奏の内容も安定してきます

何より、ピシッとグラつき無く立って演奏している方が、見た目にも格好が良くないですか?

そして演奏する際、大きく身体が動いちゃう人ステージ上を駆け巡るそこのあなたは特に、この身体のブレには気をつけて頂きたく思います。

そうすれば、少々体勢が崩れても大丈夫!!(次の写真の様な感じ)

【ギターは楽をして弾きましょう】

これまで、つらつらと書いてきましたが、ギターを弾く動作というのは私たち人間が、普段の生活で使わない身体の部位を使うことが多いと思いませんか

少なくとも、私はそう思うんですね。

そこで、無理のあるフォームや無理な力がかかる動作をとると、怪我をしたり身体のどこかを痛めてしまったり…。

練習や演奏はおろか日常生活にも支障が…ギターを楽しんだり、音楽を楽しみたいと思っている中でそうなってしまっては悲しいですよね?

もちろん、上手くなる為には練習が不可欠で、今まで出来なかったことを出来る様にする為には多少の負荷は付き物です。

そこで、必要な負荷を、必要のある場所へかけてあげましょう。

不必要な負荷をかける事は、次第に負担に変わっていきます。

体に優しく、質の高い練習を心がけたいですね!

ギターは楽をして弾く

この言葉の意味は、そこにあります。

その先には、もっともっと面白く楽しいギターの世界が待ってますよ!

次回は今回を踏まえて、腕の使い方を中心にお送りしたいと思います!

どうぞお楽しみに!!!

この記事を書いた人

岸本 圭祐:レコーディングギタリスト&ライブギタリストとしてのお仕事を軸としながら、初心者~上級者向けのオンラインレッスンをはじめ幅広く活動中。あなたのギターを弾く楽しさを発見するお手伝いを致します。詳しくは以下の各リンクよりどうぞ。
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